2024年08月25日
活動報告【2024/8/10-11】震災ミュージアムKIOKU開館1年イベントを開催しました
2024年8月10日(土)~11日(日)、熊本地震震災ミュージアムKIOKU開館1年イベント「熊本地震の記憶を語り継ぐ」を開催しました。
初日の語り部座談会では、南阿蘇村で当時東海大生向けに下宿をされていた方やペンションを営まれていた方、ジオガイドの傍ら発災直後から語り部活動を始めた方など、3名の方に当時の様子やそこからの教訓についてお話いただきました。
「心を寄せてもらうことのありがたさ」「自助としての、生活・生業再建のための地震保険の重要性」「コミュニティでの共助のもつ力」「8年経った今だからこそ、語り継ぐことの意味」などについて、非常に印象的なお話をいただきました。
2日目の専門家による対談トーク企画では、防災の専門家である熊本大学:竹内裕希子教授より改めて「防災の考え方とそれを踏まえた熊本地震震災ミュージアムKIOKUのコンセプト」「開館1年の活用状況」についてご説明いただき、それを受けてNHKアナウンサー/日本活断層学会員でもある山口勝氏が「他地域での震災伝承のあり方」についてご紹介。そして、お二人の対談による「熊本地震震災ミュージアムKIOKUをより良い施設・場としてさらに活用していくためのご提案」をいただきました。
また、両日とも屋外では飲食マルシェがおこなわれ、企画交流ラウンジでは「歌う防災士」として人気の柳原志保さんによる防災ワークショップを開催しました。
くまもと女性防災リーダーRINの皆様も一緒に、新聞紙スリッパやパッククッキング体験、非常用トイレ(吸水実験)、防災リュックづくりなどのブースを展開。また、日本公衆電話会による公衆電話体験や災害伝言ダイヤル171体験も行われました。会場にはくまモンも駆け付け、一緒に防災を学んでくれました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。